自転車が車道を走ることになっていますが、もともと車優先で設計された車道なので、自転車で走るときには気をつけなければいけない事がたくさんあります。
車の方も事故を誘発しないように気をつけられることはあります。
今回の記事は、
「降車時、ダッチリーチで事故防止!」
という内容です。自動車に乗る方全員に知っておいて欲しい内容です!
自転車は車道を走る
自転車は原付自転車と同じカテゴリに属する「軽車両」です。
主に車道を走ることになっていますが、自転車が停車のために車道の左を塞ぐ時、自転車はその車の右側を迂回することになります。この時にドアが開くと自転車との衝突事故を招くことがあります。この防止策が自転車先進国オランダで提案されており、とてもいい対策だと感じています。
降車時に確認するドアミラーの視界の狭さ

車には、後方確認のため、ドアミラーのほかにルームミラーもあります。
ただ、降車時は、ルームミラーまできっちり確認することは少なく、だいたいドアミラーで確認することが多いと思います。
上の図は、降車時のドアミラーの視界の角度です。ドアミラーは、車の真後ろは見えないので、車道の端に止めて降車する時、すぐ後ろを走ってくる自転車が見えていないことがわかります。
車道を走る自転車が障害物を避けるのに車の右側を迂回するのは普通のことです。ここで気づかずにドアを開けると事故につながります。大変危険ですね。
ダッチリーチという対策について
出典:Cycling UK(youtube)より
日本語ではありませんが、1分くらいのところでダッチリーチのやり方を実践しています。
何をしているのか
左手(ドアから遠い方の手)でドアを開ける癖をつけて、体をひねって直接後ろを確認する
です。もっとちゃんと後ろを見て、ゆっくり降りようということです。
さらに、
後続に校舎を知らせたり、後ろを確認する為にドアは一気に開けない
というのも重要なポイントだと思います。これは私も実践しています。つまり、
1.停車する
2.ハザードをつける
3.ルームミラーで後続車両の確認
4.ドアミラーで確認しつつ、目視でも確認
5.ドアは少しずつ開ける(ダッチ・リーチ)
6.降車
といった感じです。特に夕方や夜間・雨天など、後続車両が確認しにくい時は特に目視による確認は有効です。
さいごに
事故を起こさないこと、事故に遭わないことは、仕事などの経済活動の継続という機会損失に大きく関わります。起こってしまったことは仕方がないですが、未然に防ぐことができるものはできるだけ防いでおきたいと考えます。
また、こういう事故は相手が存在するので、お互いが不幸なことにならないように、自転車側だけでなく、運転者側も気をつけていきたいことだと思います。
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