前回の記事で、支払い方法をどっちにするかという宿題を残しました。
結論としてはローンで返済するのが現状でメリットが大きくなりそうだと判断しています。
一括払いとローンのメリットデメリットは前回考えたので、後編ではなぜローンが有利になりそうなのかということについてお話していきます。
おさらいになりますが、一括払いの最大のデメリットは、
使えるお金が少なくなる
この1点に尽きます。また、ローンのデメリットは
金利
ですが、エコ関連のローンは住宅ローンの固定金利程度で、デメリットというほどのものでもなさそうに思います。今回お話があるところのローン金利も1.9%と、まあ悪くない金利です。
一旦蓄電池の話を離れますが、投資の世界において、お金の量が多い方が売買収益・配当金などの収入が大きくなります。
なので、一時的にとはいえ資金が枯渇すると、ここから資産を増やすことが難しくなります。
今は投資の利回りがかなり高いですし、高配当投資信託などは利回りだけ見れば上記のローン金利以上の投資信託はいろいろあります(普通配当金のみの投資信託となると多くはないですが)
このなかで、私が投資の「ロマン枠」として保有している2本の投資信託の配当金利回りを見ていきたいと思います。
ひとつは、
楽天USリート・トリプルエンジン(レアル)毎月分配型 1,272円(R3.11.16現在)
です。これは名前の通り毎月分配です。1万口あたり15円(税引き後12円)の配当金があります。
税引き後12円x12ヶ月=144円の配当金は、配当金利回りとしては11%程度です。
もうひとつは、
アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型 12,655円(R3.11.16現在)
です。長い!これでもちょっとカットしてます
これも毎月分配型です。ここ最近は1万口あたり300円(税引き後240円)の配当金です。
240円x12ヶ月=2,880円、配当金利回りとしては22%程度です。
以前は0円、100円といった時期もあったようですので、毎月100円(税引き後80円)とすると
80円x12ヶ月=960円、これでも配当金利回り7%程度で、ローン金利を大きく超えます。
この投資信託は、だいたい7-22%程度の配当金利回りということです。
同じお金を使うのであれば、投資の配当金収入でローンの金額を返済できるのではないか?と考えました。
蓄電池を購入するにあたって一括払いを考えていたことから、ある程度の資金のめどが立っています。
はじめにお話を持っていったスマートソーラーのキャンペーン価格が、140万円(標準工事費無料)ということで、きりのいいところで150万を払う用意があるとします。
ひとつめの投資信託を150万円買う場合、
楽天USリート・トリプルエンジン(レアル)毎月分配型
150万円÷1272円(1万口)=1179万口(手数料等考慮せず)
税引き後月15円x1179(万口)=14,148円の配当金が毎月入る予定です。
ふたつめの投資信託を150万円買う場合
アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型
150万円÷12,655円(1万口あたり)=118万口(手数料考慮せず)
税引き後月240円x118(万口)= 28,320円の配当金が得られ、少ない月(100円)でも
税引き後月80円x118(万口)=9,440円の配当金は入ってくる予定です。
半分ずつ買っても、多くて21,000円程度、少なくても12,000円程度の配当金はいけそうです。
話をローンに戻します。
- 150万円を金利1.9%で10年ローンをすると、月13,734円の返済
- 250万円を金利1.9%で10年ローンをすると、月22,891円の返済
となります。
DER補助金頼みであれば、確実にこの間にはいると考えています。
補助金が使えないのであれば、蓄電池のみ140万円~大容量+オール電化で230万円程度とばらつきがあります。
10年ローンにした場合、
- 一時的な資金の枯渇を免れることができる。
- 払うはずだった予定のお金(大部分 or 全部)を高配当投信に投資
- 毎月の配当金から大部分をローン返済に充てられそう
だと考えました。
オール電化と蓄電池によって、月々の光熱費の支払い(現在8,500-9,000円/月平均)がかなり抑えられると思いますので、これも支払いの一部に組み込めるなら、かなり勝算のある計画と言えそうです。
しかも、10年後は蓄電池システムが残り(オール電化はちょっと古く・・・)、購入した投資信託もゼロにはならないと考えるので、ローン返済をする感覚のないまま支払いが終了して、投資金額もある程度守れるという感じです。
まだどういった構成・金額になるか分かりませんが、この作戦でローン返済を乗り切っていけたらいいなと考えています。
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