認知症の父親の老老介護と入所までのおはなし その2

前回の記事で、認知症になった父親の経過とギリギリになって行った介護申請について説明しました。

今回は【その2】ということで、

どの介護サービスを受けさせるか、状況と予算から考える

についてお話したいと思います。

前回から続いている老々介護についてのシリーズは以下の予定でお話していきたいと思います。

実際の流れとしては、介護申請の前から施設入所を前提として受け入れ先を検討していましたが、2度の転倒・骨折で入院加療となり、計画が早まりました。詳しくは次回お話します。

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父親の介護度が決定され、介護サービスを受けることに

前回の記事で、父親の介護度が【要介護4】と決定されました。思いのほか重度の評価で驚きましたが、これで介護サービスを受ける準備が整いました。

介護サービスにはいろいろあって、デイサービスや通所リハビリテーション、ショートステイなど、在宅での介護をサポートするものもあります。

利用者本人がサービスを受けるのに抵抗がなくて、在宅での介護ができる状況であればそういうのもアリだとは思いますが、徘徊や失禁・不潔行為など、母親ひとり(+週1の私のサポート)ではこの先困難という結論になり、介護申請の頃から施設入所を念頭に置いて受け入れ先を調べることにしました。

施設入所の受け入れ先としては、

  • 【介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)】
  • 常時介護が必要で居宅での生活が困難な人向け。日常生活の支援や介護が受けられる
  • 【介護老人保健施設(老健)】
  • 状態が安定している人が在宅復帰を目指しリハビリや介護が受けられる。医師も配置され、看護や医療も受けられる
  • 【介護医療院】
  • 長期療養のための医療と日常生活を提供する施設
  • 【認知症対応型共同生活介護(グループホーム)】
  • 認知症の人が共同生活する住宅。日常生活上の支援や機能訓練が受けられる。

などが挙げられます。父親は、服薬歴もあるので、そちらも対応できるように老健が望ましいと考えました。

  • ※老健は、基本的にはリハビリなどを行い、在宅復帰を目指すための施設であることから、3か月~半年に一度、在宅復帰が可能かどうかの審査をするようです。
  • そういった施設でも長期間の入所をしている利用者さんもいるようで、施設によっては看取りまで対応してくれる施設もあるので、長期入所を老健で希望される場合はよく相談員さんに確認されることをオススメします。

入所費用について

施設によってサービス費用の目安があります。施設のサイトや施設検索でだいたいの費用を調べることができます。どこの施設でもそうですが、介護度が上がると費用もかかります。

私が相談した施設は老健でしたが、要介護1で月額11万円ちょっと、要介護4で12万円弱くらいで入居一時金もなしと、かなり良心的な運営の印象でした。

検索サイトをみると、入居一時金と月額利用料の平均が掲載されているので、費用が計算しやすいと思います。

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捻出できる費用について

相談した施設の平均費用を多めに見積もっても、年額150万円程度かかることが分かります。

月額12万円程度の費用が賄えるかどうかを母親に尋ねることにしました。

父親の場合、国民年金に加え、母親が頑張って終身型の個人年金保険に加入しており、年間で180万円程度の年金収入があるとのことで、金額的にはクリアできることが分かりました。

父親が現役のころに母親が頑張って加入していた個人年金保険(終身)に助けられた印象です。よほどのことがなければ、父親の入所に関する金額的な問題は解決できてひと安心です。

入所後の母の生活も考える

現状でも費用については解決できていますが、生活費に占める固定費を削減するために、長年契約してきたケーブルテレビとネット契約を解約し固定電話のみに、テレビはアンテナを設置して見ることにしました。これで月数千円程度の節約になりました。

洗濯の回数も多く、水道代が25,000円とかとんでもないことになっていましたが、入所すれば通常に戻るので、独居になれば光熱費も落ち着くと思いますし、軽減効果が期待できます。

さらに、携帯電話代もできるだけカットしておきたいということで、楽天モバイルへMNPすることにしました。母親はネットしませんがLINEでの通話はしますので、近いうちにSIMフリーWifiルーターを用意してネット環境を作っておくのも悪くないかもしれません。これで1年間スマホ代金無料です。

これで月1~数万円の固定費の削減ができました。さらに母親の国民年金や、少額ですが個人年金保険もあり、裕福ではないにしても母親も独居で生活できそうです。足りなくなったら(私が)足すだけですから・・・

本人の同意の有無について

認知症の家族を施設入所させるにあたり、一番問題になるであろう本人の同意についてです。これは母親ともかなり話し合いを重ねましたが、なかなか結論が出ず、いろいろ調べてみることにしました。

こんな記事を見つけました。

施設入居を拒否されたらどうする?在宅介護をやめるのに負い目はいりません。施設職員を信じて任せてください|介護の教科書|みんなの介護
家族が「在宅介護をするのが難しくなってきたから」入居を決めることが主流となっています。ただ、私の経験では、そんなとき素直に「そうかわかった、入居しよう」と納得される利用者さんはほとんどいません。むしろ「絶対に嫌だ」と抵抗される方がほとんどです。そんなときに、「本人が嫌がるから、このまま頑張るしかない」と抱え込まないでほ...

この記事にもある通りですが、在宅での介護に限界を迎え、施設入所が必要な場合です。

可能であれば、説得し納得してもらうのが一番良いというのは良く分かります。デイサービスやショートステイで慣れてもらってから施設入所に持ち込むのが本筋であると私も考えました。

ただ、認知症の場合、その場で承諾したとしてもすぐに忘れてしまうので、何度説明しても堂々巡りになる可能性が高く、説得して了解を得たうえでの入所はそれほど多くないとのことでした。

ウチの父親も同様で、以前検査入院をする予定だったのにも関わらず、説得-了解-(忘れたので)聞いとらん!となり入院せず外来での経過観察となった経緯もあり、説得は無理と判断しました。

最悪の状態を避けるために覚悟してやり抜く!

父親が認知症になり、その症状も急激に進行した結果、母親の介護の負担が増加し、私も毎日実家に戻れなかったため、この状態が続いた結果、父親と母親が共倒れになってしまうことが一番まずい状況であると考えました。

費用の面で折り合いがつき、残される予定の母の生活も金銭的に解決できるのであれば、母親の負担軽減のために、また父親に安全で快適な生活を送ってもらうために施設入所は選べる選択肢です。

かわいそうに思えるかもしれませんが、家族みんなのために、認知症の家族の同意は得られないまま話を進めていく覚悟を持って最後までやりぬくことが必要であると確信しています。

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