認知症の父親の老老介護と入所までのおはなし その1

お久しぶりです。以前ブログにたまに上げていましたが、認知症の父親が施設に入所することになりました。Twitterで励ましてくれたり助言を頂いて、頑張って入所までこぎつけることができました。ありがとうございました。

ひとり暮らしをしている40代~50代の独身者にとって、高齢になりつつある両親の今後について、特に手続きやお金の算段など、どうしていくべきか気になるところだと思い、何回かに分けてお話していきたいと思います。

入所までの経緯をシリーズ化してお話しするにあたって、いくつかのステップを踏むことになります。

といった感じで進行していきました。今回の記事は【その1】ということで、

父親の認知症の進行と介護認定を取るまでの経緯

という内容でお話していきたいと考えています。介護認定は早めに取っておくのがベターです。

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父親の認知症の進行について

父親が仕事を引退して数年後、車の運転が危なくなってきたことで免許を取り上げました。

田舎暮らしなので車が運転できないのは致命傷ではありますが、母親が運転できるので当時は大きな問題はないと考えていました。行動範囲は狭くなりましたが、仕事以外ではほぼゴロゴロしていましたし、引退前から趣味だったカラオケに通いつつ、楽しく生活できていたと思います。

80歳手前くらいから言動があやしくなり、短期的な記憶の欠落やこだわりの強さなど、認知症を思わせる症状が見られ、家族に何もつげずに散歩することが多くなりました。自分で返ってこられるうちは様子見をしていました。

この頃から認知症のチェックと投薬・介護認定を勧めていましたが、父親は拒否、母親も乗り気ではありませんでした。

息子(私)的に気をもんでいる時期でもありましたが、もう少し進行しないと分かりづらいかと考えていました。この頃より、日曜祝日はできるだけ母親のサポートができるように実家で過ごすようになりました。

3年ほど前に認知症の状態がはっきりしてきたことで、かかりつけ医で認知症チェックを受けさせることができました。

認知症の検査は頭部MRIと問診(長谷川式認知症スケール)の2つで簡易的に評価され、初めは軽度認知ありという判定でしたが、回を追うごとにだんだん点数が下がって(認知症が進行して)いき、ようやく投薬治療が始まりました。

昨年夏くらいから認知症の進行が急速に進行し、尿失禁回数の増加・便失禁やこれに伴う不潔行為が頻繁に見られるようになりました。紙パンツを拒否するので、洗濯の回数が多くなり、月の水道代が25,000円になることもしばしばでした。母親もパートを辞めないと厳しい状態になっていました。

近所に迷惑をかけることもたまにあり、深夜徘徊はなかったものの、母親ひとりではこれ以上家での介護は限界が近いと思い、介護認定を取ることにしました。

介護認定を取るまで

65歳以上になると、役所から「介護保険被保険者証」が送付されますが、このままでは介護サービスを受けることができません。被保険者証を有効にするには介護認定を取る必要がありますが、いくつかの手順があります。

要介護(支援)認定の申請

生活を続けるにあたって介護サービスや支援サービスが必要になったら、役所の高齢介護課のような窓口に申請をする必要があります。介護保険被保険者を提出して申請をします。

認定調査を受ける

申請すると、役所から介護認定調査員が派遣され、心身・生活の状態について調査を受けます。できるだけ細かく現状の説明ができるとベターだと思います。

かかりつけ医より主治医意見書を書いてもらう

認定調査が終わると、役所からかかりつけ医へ主治医意見書の依頼をかけます。こちらからお願いすることはありません。

介護認定審査会で認定作業をする

主治医意見書と認定調査の結果を受けて、役所の介護認定審査会で介護度の審査をします。実家の役所では毎月末に認定審査をするので、申請から被保険証が届くまで1月半ほどかかりました。

認定結果が届く

審査が終了した数日~30日以内に認定結果の書きこまれた介護保険被保険者が届きます。これで介護サービスが利用できるようになります。

審査の結果によって、非該当、要支援1・2または要介護1~5の判定が下ることになります。

審査結果は・・・

2月に介護保険被保険者が郵送され、審査結果は【要介護4】という結果でした。

実際に介護をしていた母親の感触では、長い間ゆっくり進行していくにつれて手間も少しずつ増えていくことで、ある種の慣れ(思考停止?)のためか、それほど大変ではなかったと言っていましたが、結果を見るに、客観的にかなりの手間がかかっている状態であったと考えるのが妥当だと思います。

要介護4がどれくらいなのかについて、分かりやすく説明されているサイトがありました。

「要介護4」とは?日常生活に必要なサポートはどのくらい?
極度の身体機能の衰えや認知症の進行によって、自宅での介護が難しくなる高齢者は多く存在します。家族による24時間体制のケアが不可能になってくると、特別養護老人ホーム(特養)や介護付有料老人ホームなど、常時介護を提供してくれる施設や居住系サービスが必要になってきます。今回は、要介護度の中でも比較的重度になってくる「要介護4...

やはりなかなかの重度であったと思います。私の目から見ても、共倒れ寸前ではないかと考えていましたので、本当にギリギリのタイミングでの認定取得であったと思います。

介護判定は早めにしておいた方が良い

結果的に父親は入所相当ということで入所となりましたが、人の世話になりたくないなど、本人が拒否するケースもあると思います。

できれば本人が理解のあるうちに判定を受けておく方が望ましいですが、認知症になってしまっていたら即座に認定作業を推し進めていく必要があります。

介護保険が使えるけれどまだ使わないのと、認定が取れていないから使えないというのは精神的な負担の差がかなり大きく、今回の父親のようにいざという時に申請から動かなければいけないのは結構大変です。

みなさんのご両親はまだまだ大丈夫!と思われるかもしれませんが、75歳以上になったら、かかりつけ医での認知症チェックと、必要に応じて介護保険の申請はやっておくべきことだと思います。

同居されていない場合、目が届きにくいので、こまめに連絡を取ったり、帰省の回数を増やしたりして、チェックできるように気を付けるべきだと思います。

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